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ハリは髪の毛ほどの細さです。 熟練した鍼灸師が施術いたしますので痛みはありませんが、「ズーン」と響く感覚があります。
鍼治療未経験の方には響き感を抑えた施術を行います。
ハリは1回ごとの使い捨てです。
ガス滅菌処理後密閉処理された衛生的なものを使用します。
右:お灸断面図
モグサと肌(下底部)の間に空間があるので火傷にはなりません。
皮膚に対して約43℃程です。
ツボに刺した針の頭部分にモグサを固定します。ほんのり暖かく気持ち良い。
鍼灸の研究は、研究所、医療機関、鍼灸大学、短期大学で意欲的に進められています。鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用して、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環を改善し、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。
---鎮痛効果の諸説---
・ゲートコントロール…針刺激が脊髄において痛みを抑制する。
・エンドルフィン…針刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。
・末梢神経の遮断効果…針刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。
・経穴(ツボ)の針刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。
・血液循環の改善…筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする 。
(社団法人 日本鍼灸師会報告より抜粋)
WHOで認められている鍼灸適応疾患は下記の通りです。赤文字=当院の得意疾患
神経系疾患
神経痛、神経麻痺、痙攣、自律神経失調症、神経症、心身症、脳卒中後遺症、頭痛、不眠症、めまい、肩こり
運動器系疾患
関節炎、関節症、肩関節周囲炎(五十肩)、関節リウマチ、筋・筋膜炎(筋肉リウマチ)、頸筋強直、頸肩腕症、むち打症、捻挫、腱鞘炎、腰痛症、外傷の後遺症
循環器系疾患
心悸亢進(心臓神経症)、高血圧症、低血圧症、動脈硬化症、動悸、息切れ
消化器系疾患
口内炎、舌炎、歯痛、胃腸炎、胃アトニー、胃下垂症、胃酸過多症、胆石症、肝機能障害、肝炎、十二指腸潰瘍、下痢、便秘、痔疾患
呼吸器疾患
風邪、風邪の予防、咳嗽、鼻炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支炎、気管支喘息
泌尿器系疾患
ネフローゼ、腎・尿路結石、膀胱炎、尿道炎、前立腺肥大症、陽萎、遺精、性機能障害
内分泌系疾患
尿崩症、バセドウ病、糖尿病
新陳代謝疾患
貧血、脚気、痛風
皮膚科疾患
皮膚炎、蕁麻疹、ヘルペス、肝斑(しみ)、円形脱毛症
産婦人科疾患
不妊症、月経不順、生理痛、冷え症、更年期障害、妊娠悪阻(つわり)、乳腺炎、乳汁分泌不全、胎位異常(さかご)
小児科疾患
疳虫、夜啼症、夜尿症、自家中毒症、小児喘息、虚弱体質
眼科疾患
仮性近視、眼精疲労、眼瞼縁炎(ただれめ)、麦粒腫(ものもらい)、結膜炎、フリクテン、弱視、涙管炎
耳鼻科疾患
耳鳴、難聴、メニエール病、鼻炎、中耳炎、鼻出血(はなぢ)、副鼻腔炎(蓄膿症)
上記の適応疾患以外でも改善・完治した症例は数多くあります。
西洋医学では悪い部分がどうなっているのかを探ります。身体ををパーツ化、細分化したミクロ的医療です。
東洋医学ではナゼ悪い部分ができてしまったのか道筋をさかのぼります。症状が一部であっても俯瞰的な視点を常に持つマクロ的医療です。
東洋医学では、身体に流れるエネルギーが生命活動を保っていると考えます。エネルギーは体の内側(内臓)と体の表面に繋がっており、流れが乱れると体調も乱れてしまいます。
このエネルギーが「気」です。体の表面を流れるエネルギーの通り道を「経絡」といいます。「経絡」には「気」の流れを調節するポイントが多数あり、このポイントを「経穴」(ツボ)といいます。
「経絡」「気」「経穴」を鉄道の「線路」「電車」「駅」に例えます。
線路=経絡
電車=気
駅 =経穴(ツボ)
ある路線でダイヤが大幅に乱れてしまい、各電車の運行がストップしてしまいました。これは、「線路(経絡)」上の「電車(気)」の流れが滞った状態です。「駅(経穴)」で「電車(気)」の流れを操作してダイヤを正します
これが、鍼灸治療です。