腰痛は突然激痛がはしる急性腰痛や、長期間痛みが続く慢性腰痛など症状は多様です。また、
その原因も多様で、腰椎や椎間板、椎間関節、靭帯、筋肉、知覚神経の傷害や結石 、動脈瘤 、
婦人科系疾患、 腫瘍などがあります。
また、東洋医学では寒湿・気血両虚・腎精不足・気滞血於などが腰痛の原因と考えます。
腰痛など運動器疾患の治療に対しては、筋肉・関節周囲へのアプローチを行う現代医学的鍼灸
が高い効果を発揮します。そこで腫れや熱感、筋肉の緊張の度合いなど患部の状態や腰を曲げ
伸ばしした際の痛みのでかた、お尻や脚への痛みの有無やその他を徒手検査などにより痛みの
原因を詳しく探り適切な治療方法を考えます。また、腰だけでなく背中の状態や股関節の状態も
考慮し腰への負担軽減も同時に考慮します。
さらに、痛みの抑制、可動域の拡大、早期回復を目的とし、顔面部や腹部、手足の「経穴」も使
用する東洋医学的アプローチを加える事もあります。
腰痛に対して鍼灸治療は高い効果を発揮します。
また、痛みが起きてから治療を受けるまでの時間が短いほど、早期回復に繋がります。
受傷したらすぐに受診しましょう。
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当院では、「いかに早く痛みを取り除くか」を重視し治療を行っていますが、回復までの期間には
個人差があります。軽度の急性腰痛であれば1〜3回程度で治療終了となることが殆んどです。
しかし、重度な長期的慢性腰痛の方の場合には治療期間も長期に必要です。また、鍼灸が全く
初めての方にはハリの太さや長さ、本数などを加減し刺激量を抑えた治療からスタートしますの
で、初期の治療は刺激量を抑える分だけ治療効果もやや低くなってしまいますのでご了承下さ
い。
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〜腰痛の主な原因〜
<筋・筋膜性腰痛>
筋肉や筋膜、腱など軟部組織に、ストレスが加わり炎症が生じて痛みが出現したと考えられます。これは、急性腰痛や慢性腰痛の原因となります。
<姿勢性腰痛>
姿勢が悪いことが原因で起こる腰痛のことです。背筋やお尻の筋肉また、腹筋が弱くなることや、骨盤のいわゆるズレなどが原因となることが多いで
す。背筋が疲労することにより、背骨を支える力が弱まり、それが痛みを伴う原因となります。
<いわゆるギックリ腰>
重いものを持ち上げたり、無理な体勢での作業をすることにより、腰部の椎間関節がずれたり、亜脱臼をおこすことによって、関節周囲の炎症や、靭帯
の部分断列がおこり、急性の腰痛を発症します。また、再発の繰り返しや加齢などにより椎間関節に変性がおこる場合もあります。軟骨の磨耗や骨の
変形、関節周囲の靭帯の緩みなどにより、関節周囲に慢性的な炎症が起こりやすくなった状態です。これは、椎間関節症とよばれ、慢性腰痛の大きな
原因となります。
<腰椎椎間板ヘルニア>と腰痛
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人間の背骨は24個の骨で構成されています。その骨と骨の間にはクッションの役割をはたす「椎間板」と呼ばれる軟骨が
あります。椎間板は、繊維輪とよばれる周辺の硬い部分と髄核とよばれる中心の部分で構成されています。 椎間板ヘルニ
アとは繊維輪に亀裂が生じ、髄核が繊維輪を破って飛び出し(膨れて)しまう事を椎間板ヘルニアと言います。飛び出した
(膨れた)椎間板が神経などを圧迫する事により臀部・下肢の激しい痛みやシビレなどの症状を引き起こします。
また、せきやくしゃみでも激痛がおきたり、感覚障害・冷感・筋力の低下・重度の場合、排尿障害なども引き起こします。
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<分離症>と腰痛
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脊椎分離症は椎間関節基部の骨が分離する状態です。原因として、腰の曲げ伸ばしや捻り運動を繰り返すこと
で徐々に骨の分離が起こるとする「疲労骨折説」があります。骨が成熟していない少年期に激しい運動などで腰
部に繰り返し負担がかかることで発症する場合があります。
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<すべり症>
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脊椎すべり症は椎骨が前後にずれている状態です。分離症に伴って起こる「分離すべり症」と、分離に伴わない「変
性すべり症」とに分けられます。「分離すべり症」は椎間関節の分離によって脊椎の安定性が悪くなり、成長期では
椎体が変形したり、壮年期では椎間板が変性するなどして発症します。「変性すべり症」は椎間板の変性によるもの
が多く、中年以降の女性に多くみられます。すべりのある部で脊柱管は狭窄されて神経を絞扼し脊柱管狭窄症と同
じような症状が生じます。
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<腰部脊柱管狭窄症>と腰痛
先天的に、または加齢にともなって出来たトゲ状の骨(骨棘)や黄色靭帯の肥厚により、脊柱管を狭くして神経を圧迫するため起こります。足がしびれた
り、 痛んだり、また長く歩けないなどの症状(間欠性跛行)がでる病気です。
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*間欠性跛行
起立、歩行をしていると徐々に足がしびれたり、痛くなってきて、長く歩けない立っていられない等の症状がでます。
休んで前屈みになっていると楽になり、また歩けるといった症状をくりかえします。
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<椎間関節症>と腰痛
中・高年以上になると、加齢による変性が椎間関節部にも徐々におこります。関節軟骨の表層が摩耗したり、椎骨の周りに骨棘が生じやすくなります。
とくに、負担の大きい下部腰椎の関節では、変性が進み、関節が不安定になります。すると、機械的なストレスが増幅されて、関節包が異常緊張した
り、炎症が生じたりします。そして、関節包は肥厚し、弾力性も低下していきます。こうして、椎間関節症といわれる状態が形成されると、滑らかな腰の
動きは失われます。さらに、弾力性が失われた関節包は、ちょっとした動作でも障害されるようになります。
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